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vol.120 健康編 栄養素 クロム
肥満やメタボリックシンドロームの予防に鍵を握る微量ミネラル
コレステロールも調整、からだに不可欠なミネラル

クロムはからだに不可欠な必須ミネラルで、体内にあるのは2mgほど。すべての細胞に含まれていますが、とくに肝臓や腎臓、脾臓、血液に多く存在します。

糖質や脂質の代謝に関係しており、中でも糖代謝では重要。インスリンと一緒に働き、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込ませて、血糖値を正常に保ちます。インスリンはクロムがなければ活性化しないのです。

また、血液中の中性脂肪やコレステロールの調整もしており、クロムの摂取は脂質異常症や動脈硬化を防ぐのにもつながります。

このようなクロムの作用を考えると、肥満やメタボリックシンドロームの予防に鍵を握る微量ミネラルであることがわかりますね。

クロムは魚介類、肉類、きのこ、海藻、ナッツ、小麦胚芽、ビール酵母などに多く含まれています。

ふつうの食生活をしていれば足りなくなることはあまり考えられないのですが、食事のバランスがくずれたり、食事量が極端に減ったりして不足すると、高血糖や動脈硬化につながります。

クロムメッキなどに使われる産業用のクロムは食品中のクロムと異なり、毒性があって、扱っている人が大量に取り込むと呼吸器障害が起こる例があります。

サプリメントから摂るクロムの過剰症としては、腎臓障害が起こることがあるようです。糖尿病で薬を使っている人は、クロムの摂取で低血糖を起こす可能性もあるので、サプリメントを摂る場合には主治医と相談すべきです。

食材編 魚介類  金目鯛 タンパク質、とくにコラーゲンが豊富
白身で淡白な味なので、どんな料理にも使えます

地域によっては通年獲れる金目鯛ですが、旬は冬から春の初め。今がおいしくて、また価格もやや下がっている時期なので、ぜひ食べたいものですね。

キンメダイ目キンメダイ科の魚で、深海にすみ、夜には水面の近くまで浮上することもあります。

目が大きく、瞳が金色、さらに鯛のような赤いからだの色から、金目鯛の名前があります。ただし、ほんとうは鯛の仲間ではありません。キンメ、アカギ、マキン、アコウダイなど地域によっていろいろな呼び名があります。

エサを食いだめする習性があり、口と胃袋が大きいのも特徴。エサは下からすくい上げるため、受け口になっています。

東北地方より南側に広く分布し、千葉の天津港や勝浦港、神奈川の三崎港、静岡の下田港、稲取港、高知の室戸港などで水揚げされるものが有名です。

タンパク質、とくにコラーゲンが豊富。白身の淡白な味ですが、脂肪分は多めです。

スーパーなどでは切り身で売られていることがほとんどですが、もし丸ごと手に入ったら、うろこを取った後、頭を落とし、はらわたを出して、水洗いしてふいてから3枚におろします。

煮魚、ムニエル、揚げ物、酒蒸し、鍋物、ブイヤベース、味噌漬け、粕漬け、干物といろいろな料理に使えます。新鮮なものが手に入ったら、刺し身にも。頭のあら煮もおいしいですね。あっさりとした味つけで、火を通しすぎないうちに食べるのがおすすめです。

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