カラダのみはり番ネット

  • 健康コラム
  • 前へ
  • バックナンバー 一覧へ戻る
  • 次へ
vol.119 健康編 栄養素 銅
主に筋肉や骨、血液、内臓に分布しています
貧血気味の人は少し意識して摂りましょう

銅は80〜150mgほど存在し、主に筋肉や骨、血液、内臓に分布しています。

血液に深く関連しているミネラルで、鉄とともに赤血球のヘモグロビンを作るのに欠かせません。また、鉄の吸収にも関わっています。銅がなければ、鉄からヘモグロビンがうまく作れないのです。

酵素の材料でもあり、活性酸素の除去や骨の代謝に必要です。髪や皮膚の色となるメラニン色素ができるよう、アミノ酸のチロシンを働かせたり、ビタミンCを活性化させたりする役割もあります。

銅には心臓や血管を強化する働きもあり、銅が不足すると心臓病のリスクが高まることが知られています。

銅が不足すると貧血、毛髪や骨の異常があらわれ、子どもでは成長障害も起こることがあります。

一方、サプリメントで大量に摂らない限り、過剰症の心配はありません。ただし、先天的に肝臓での銅の代謝がうまくいかないウィルソン病の人では過剰症による肝障害などが起こります。

1日の推奨量は、18歳以上は男性が0.8mg、女性が0.7mgで、上限量は10mg。妊娠中の女性は+0.1mg、授乳中の女性は+0.6mgです。

かき、するめのような貝類や甲殻類、レバーのような肉類、ナッツやココア、大豆、きのこ類などに含まれています。貧血気味の人では、少し意識してこれらの食材を摂るようにするといいでしょう。

食材編 魚介類  わかさぎ
タンパク質、カルシウムとリンが豊富です
旬のうちに。子持ちのおいしさを味わいませんか

わかさぎは、太平洋側は霞ヶ関以北、日本海側は宍道湖以北に生息しています。もともとは寒い地方の沿岸にいた海の魚でしたが、淡水の湖や汽水湖に移植されたものもあります。旬は12月から3月ごろで、産卵が始まるこの時期は子持ちでとくにおいしくなっています。

キュウリウオ目キュウリウオ科に属し、細長く、おなかのあたりが透き通るようで、背中には黄色い線があります。

よく似た魚に「ちか」がありますが、わかさぎは背びれが始まる位置が腹びれが始まる位置よりも後ろにあり、見た目で区別できます。

「公魚」と書くのは、江戸時代、霞ヶ浦のわかさぎが将軍に献上される「公儀御用の魚」だったのが由来といわれます。地方によって「まはや」「さぎ」「あまさぎ」「さくらうお」などの名があり、北海道や東北では「ちか」と混同されて呼ばれています。

12月から5月ごろに川に上って産卵しますが、その時期は寒いところほど遅くなります。卵は1年で成魚に育ち、10〜20cm程度に 成長します。不思議なことに昼間は群れ、夜は分散して、えさを探します。

わかさぎといえば諏訪湖や山中湖の氷上の穴釣りが有名ですが、曳き網や刺し網、地曳き網、定置網など地域によって漁獲法が違います。

うろこやわたを取り除く必要がなく、塩水と真水で洗ってそのまま調理できるのがうれしいところ。

淡白な味で、油との相性がよく、天ぷら、空揚げ、フライ、南蛮漬けなどはおいしいですね。また、塩焼きや白焼き、甘酢煮、つくだ煮、飴煮などにも。煮たり、酢に漬けたりすると骨まで食べられます。産地では刺し身にされることもあります。

タンパク質、カルシウムとリンが豊富です。淡水魚の中では、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)のような不飽和脂肪酸が多く含まれているのも特徴です。

買うときには、透明感のある、おなかがしっかりしているものを選びます。鮮度が落ちやすいので、すぐに食べきりましょう。冷凍品は低温で自然解凍して使います。

このページのトップへ

  • 前へ
  • バックナンバー 一覧へ戻る