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vol.106 健康編 その他 画像検査(3)MRI 縦・横・斜めとどのような方向の断面も撮影できます
CTでは描出しにくい病変を捉えることも

MRIはmagnetic resonance imagingの略で、核磁気共鳴画像法と呼ばれます。

機械の形は前回ご紹介したX線CTとよく似ていますが、MRIはX線を照射するのではなく、強い磁石の働きを生かして画像化します。

体に強い磁気や電波をかけたとき、体内の水を構成する水素の原子核が持っている弱い磁気が共鳴し、強いエネルギーを出します。このときのエネルギーの強さや密度をコンピューター画像として合成するのです。

磁気は水分の少ない骨を通るため、骨の内側の撮影が可能で、脳や脊髄のようにX線検査では撮影しにくい部分も鮮明に観察できます。また、CTでは輪切り(横)の断面図が主になりますが、MRIでは縦・横・斜めとどのような方向の断面も撮影できます。

小さい、あるいは起こったばかりの脳梗塞のようにCTでは描出しにくい病変を捉えることもできます。

X線による被ばくがないのもメリットで、繰り返し撮影することが可能です。

血液の流れも調べることができ、静脈から造影剤を入れて血管だけの鮮明な画像を撮影するMRA(磁気共鳴血管撮影)は脳動脈瘤など脳の血管の診断に使われます。

がんに集まる造影剤を入れて、どのように集まるかを見る場合もあります。このように造影剤を使う場合には造影剤に対するアレルギーの有無を調べる検査が行われます。

磁気を含むものを全てはずして検査を

検査する際にはCTと同様、ガントリーと呼ばれる円筒状の機器に入ります。機械の音が大きく、耳栓が必要な場合もありますが、新しい機械ではかなり改良されています。痛みはありません。

ただ、1枚の画像を撮るのに時間がかかるため、じっとしていなければならず、どうしても動いてしまう子どもなどでは鎮静薬の服用で体の動きを止めて検査することもあります。検査時間は15〜60分程度です。

検査前には眼鏡、入れ歯、アクセサリーやヘアピン、時計等の金属を含むもの、キャッシュカードやテレホンカードなどの磁気を使っているものはすべてはずします。マスカラなどの化粧品やカラーコンタクトレンズに金属が含まれている場合があるので、化粧を落とし、カラーコンタクトレンズを外します。

心臓にペースメーカーや人工弁が入っている人、骨折の治療で金属で骨を留めている人は検査ができません。妊娠している人、心臓の悪い人は検査の前に申し出ることが必要です。

体部の検査をするときには、直前の食事を摂らずに検査します。

最近はポータブルのMRI機器も開発されており、脚などの範囲の狭い部位の撮影に使われています。

食材編 野菜・きのこ ズッキーニ カロテンやカリウムが含まれています
見た目はきゅうり、味はなすでもかぼちゃの仲間

最近、夏の野菜として人気が出てきたズッキーニ。ウリ科の植物で、アメリカからメキシコにかけてのあたりが原産地です。ヨーロッパやアジアへ伝わり、品種改良が加えられて、今のズッキーニができました。

きゅうりに似た外観ですが、味や歯ごたえはなすに似ています。実際はかぼちゃの一種のペポカボチャの仲間で、かぼちゃと異なり、つるがないのが特徴です。名前はイタリア語で「小さいかぼちゃ」の意味です。

第二次世界大戦後に日本に入った際には広まらず、1975年ごろに輸入品が使われるようになり、その後日本でも栽培されるようになりました。80年代後半ごろからのイタメシ(イタリア料理)ブーム以降、だんだん食べる機会が増えたのではないでしょうか。

食べているのは未熟な実で、そのまま大きく育てると1mくらいになり、皮が硬くて食べられなくなるそうです。皮は緑色と黄色の2種類があり、細長い品種のほかに丸い品種もあります。大型の花を「かぼちゃの花」として食用にすることも。家庭でも栽培できます。

栄養的にはカロテンやカリウムが含まれています。ただ、かぼちゃと比べるとデンプンが少なく、甘味が少なめ。生で食べるのには向きません。

油との相性がよく、輪切りにしてオリーブオイルでさっと焼き、塩をふるだけでもおいしいおつまみになります。イタリアの定番料理であるラタトィユのような煮込み料理、グラタン、フライや炒め物などに。丸いズッキーニは肉詰めにも使われます。

ヘタの切り口が新鮮で、皮につやがあるものを選びましょう。ラップや新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室や冷暗所で保存します。

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