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vol.101 健康編 心臓系 どちらも冠動脈の動脈硬化が主な原因!狭心症と心筋梗塞の違い
狭心症と心筋梗塞、違いと症状

よく一緒に話題に上ることが多い狭心症と心筋梗塞、その違いをご存じでしょうか。

どちらも心臓に酸素と栄養を与える役目があり、心臓を包むように走っている冠動脈の動脈硬化が主な原因になります。

動脈硬化になっている冠動脈の血管壁には、プラークと呼ばれる酸化したコレステロールなどの塊ができています。プラークは表面が薄い皮膜で覆われており、この皮膜が破れると、プラークにたまったコレステロールと血液とが接触し、血栓を作ります。そうすると冠動脈の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなって、心臓を動かす心筋が酸素不足になり、狭心症や心筋梗塞が起こります。

狭心症は、冠動脈が狭くなって、一時的な酸素不足が起こったもの。胸が締め付けられる、胸が苦しい、胸に灼熱感があるといった自覚症状がありますが、数分から15分程度で消えてしまいます。左肩や左の上腕、のど、下あごなどに痛みを感じることも。胸焼けがする場合もあります。多くは階段を上ったり、走ったりといった労作時に起こります。

高齢者や糖尿病患者などでは痛みが弱い、あるいは痛みを感じない無症候性心筋虚血になることもあります。また、冠動脈が狭くなるのではなく、何らかの理由で冠動脈がけいれんするために狭心症が起こるケースもあります。

狭心症は症状のほかに、心電図(安静時、24時間、運動負荷)や心臓超音波検査などで診断がつきます。

狭心症ではニトログリセリンを使うと回復します。ニトログリセリンは血管拡張作用があり、血流を回復させることで症状を和らげます。

一方、心筋梗塞では冠動脈が血栓によって完全に閉塞し、心筋が虚血になったもの。胸の痛みや違和感が数時間続くのがふつうで、翌日まで胸が痛むことがあります。さらに、冷や汗、吐き気や嘔吐、呼吸困難、意識の消失といった症状も伴います。ニトログリセリンも効かず、治療が遅れると心筋が壊死して死亡することもあります。

起こらないようにするには・・・

狭心症や心筋梗塞の契機となるプラークの破裂は、運動や階段の上り下り、トイレでのいきみ、朝の起床時、入浴時など血圧が急に上がったとき、精神的に緊張したときに血管に大きな力がかかって起こります。

また、暑い日やサウナなどで汗をかいて水分不足になると、血栓ができやすくなるので、やはり狭心症や心筋梗塞のリスクは高くなります。

狭心症や心筋梗塞を予防するには、動脈硬化を進行させないことがポイント。禁煙と適度な運動を行い、ストレスを避け、食事は脂肪や塩分を控え、総エネルギーを下げます。

動脈硬化を促進する高脂血症や高血圧、糖尿病が見つかったら、薬での治療が必要なことも。

狭心症や心筋梗塞をすでに経験した人では、抗狭心症薬や血栓を防ぐ薬、抗血小板薬など処方されることが多いようです。

次回は心筋梗塞の治療法を詳しく取り上げます。

食材編 果実・種実 グレープフルーツ ビタミンCやカリウム、クエン酸、ペクチンが豊富!
日本では栽培されていない、大きな柑橘類

春から初夏が最もおいしい時期とされるグレープフルーツ。原産地は西インド諸島のバルバドス島で、発見されたのは18世紀前半と意外と新しい果物です。

19世紀初めにアメリカのフロリダに伝わり、以降、アメリカはグレープフルーツの大産地になりました。現在は、フロリダやカリフォルニア、アリゾナといったアメリカ各地のほか、イスラエル、南アフリカ共和国、アルゼンチンなどが主な産地になっています。

日本には大正時代に伝わりましたが、栽培が難しく、今でも国内では栽培されていません。かつては輸入の高級フルーツでしたが、1971年に輸入が自由化され、価格が下がって私たちの食卓に上るようになりました。

名前の由来は、ブドウの房のように実が数個実ることから。かんきつ類の中でも最も大きく、ジューシーです。

手軽に食べられ、朝食などに最適

もともとブンタン(ザボン)とオレンジが自然交配して突然変異で生まれたと考えられています。果肉の色が違うホワイト種、ピンク種、ルビー種があり、赤いほうが甘いようです。緑色で甘く、酸味が弱いスィーティーと呼ばれるブンタンとの交配種もあります。

ビタミンCやカリウム、疲労回復に効くクエン酸、水溶性の食物繊維のペクチンが豊富。赤い品種にはリコピンも含まれています。ナリンギンという苦味成分は血中の脂肪の分解を促進するとされています。

グレープフルーツの香りはアロマテラピーのエッセンシャルオイルとしても人気で、リフレッシュ効果のほか、ダイエット効果があるともいわれます。

買うときには皮にはりがあって、形がいびつでなく、重いものを。ビニール袋に入れて、冷暗所や冷蔵庫で保存します。

よく水洗いして、横半分に切り、スプーンですくって食べる方法が一般的です。グレープフルーツの果肉を取り出すためのナイフも市販されています。酸っぱいのが苦手な人は、はちみつや砂糖を少量かけてもいいでしょう。ブランデーやワインを数滴垂らしても美味。

もちろん、みかんのように皮をむいて食べてもかまいません。ただし、皮の表面には食品添加物などが残っているので、皮と自分の手をよく洗いましょう。

シロップ煮にしたり、サラダや料理の付け合わせにしたりしてもいいですね。

薬と一緒には摂らないほうが良いでしょう

薬を飲んでいる人はグレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲んだりするときに気をつけて。グレープフルーツの一部の成分が薬の解毒酵素を阻害するため、相互作用が起こります。高血圧の薬であるカルシウム拮抗薬や睡眠薬のトリアゾラムでは薬の作用が増強されることが知られています。病気の治療で薬を飲んでいる人はグレープフルーツを摂っていいかどうか、主治医や薬剤師に相談しましょう。

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