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vol.100 健康編 体のしくみ 見た目と働きによって赤筋と白筋に分けられます 筋肉について(2)(赤筋と白筋)
赤筋は持続的な動き向き、白筋は細かな運動向き

前回、筋肉には骨格筋、心筋、平滑筋の3種類あることを取り上げましたが、今回は骨格を形成し、自分の意思で動かせる骨格筋についてです。

骨格筋は、見た目と働きによって、2種類に分けられます。

T型の骨格筋線維が多い筋肉はミオグロビンという赤い色素が多めで、見た目が暗赤色になっており、赤筋とも呼ばれます。応答がゆっくりしているため、姿勢の保持のような、緩慢で持続的な動きに向き、遅筋と呼ばれることもあります。

赤筋が使われるときのエネルギー源は主に脂肪。マラソンのように持久力が必要なスポーツの選手は、赤筋が多くなっています。

一方、U型の骨格筋線維が多い筋肉は見た目が白く、白筋と呼ばれます。応答が速く、収縮の持続時間が短いため、細かい運動に向き、速筋とも言います。T型の骨格筋線維よりも直径が大きく、糖を分解する能力も高いという特徴があり、主にグリコーゲンをエネルギーとして使います。

ボディービルダーが力を入れたときにグッと盛り上がる筋肉は白筋が中心です。

ちなみに、この赤筋と白筋は魚の赤身と白身と同じことなのです。マグロやカツオのような赤身の魚は赤筋が多いので、長距離を回遊することができます。また、タイやヒラメのような白身の魚は白筋が多く、長く泳ぐのは苦手ですが、敵をかわしたり、エサを採ったりするときに俊敏に動くことができるのです。

バランスの良い運動で心身の健康にも効果が

骨格筋は運動や姿勢の維持だけでなく、体温調節にも大きな働きをしています。日常のいろいろな場面で赤筋も白筋も両方が使われるため、両方ともが充実していることが大切です。ふだんからできる範囲で筋肉トレーニングをして、筋肉の量を増やし、強くしましょう。その際には、ゆっくりとした動きと速めの動きを取り入れるといいでしょう。
また、ジョギング等の有酸素運動は、筋肉の持久力とともに心肺機能を高める効果もありますので、筋力トレーニングと有酸素運動をバランスよく行うようにしましょう。最近の疫学研究によれば、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることによって、身体の健康の維持のみならず、うつ症状の予防など心の健康の維持・増進にも有効なことがわかってきました。

食材編 果実・種実 パイナップル 食物繊維が豊富でビタミン類も含まれています!
独特のカタチが特徴、南国フルーツの代表格

南国のフルーツの代表であるパイナップルは熱帯アメリカ原産で、夜間に気孔を開いて光合成をする特殊な光合成を行い、乾燥に耐える構造になっています。

100種類以上の品種がありますが、スムースカイエンという甘味が強く、繊維が少ない品種がよく栽培されています。

苗を植えてから収穫までは約1年半。多年草で、何年にもわたって果実を収穫できますが、年々実が小さくなるため、植え替えされるのがふつうです。

15世紀の新大陸発見以降、世界に広まり、今ではタイやフィリピン、中国、インドなどアジアでの栽培が盛んで、ほかにブラジルやナイジェリアなどでも栽培されています。

ただ、生のままでは輸送や貯蔵に弱いこともあり、シロップ漬けに加工された缶詰が出回るようになりました。とくにハワイではパイナップルの缶詰生産は大きな産業となりました。

日本には19世紀に東京・小笠原諸島や長崎あたりに伝わったのが最初とされています。日本の大産地である沖縄にもやはり19世紀に伝わりました。主に北部と八重山諸島でハウスや露地で栽培されており、現在は生食用と缶詰加工用が半々くらいになっています。

甘酸っぱくて美味しい果肉。デザートにも料理にも

パイナップルはパインアップルとも表記されます。果実の形が松かさに似ているので、「松」の意味を持つ「パイン」、そして甘酸っぱい味から「アップル」(りんご)の名前がついたようです。

ブロメリンという特有のタンパク分解酵素が含まれており、肉料理と一緒に調理すると肉が軟らかくなり、また、消化を助けます。ただし、60度C以上に加熱するとブロメリンが壊れてしまうので、気をつけて。加熱せずに肉料理の後にデザートとして食べるのもいいですね。食物繊維が豊富で、ビタミン類も含まれています。

成熟したものが出荷されるのがふつうですが、よく熟していないものはシュウ酸カルシウムが多く、口の中などが荒れることがあるので注意が必要です。

生食用パイナップルは甘味が下部に多いので、保存するときには逆さまにするといいといわれています。

ゼリーに入れるならば、缶詰を。生のものではゼラチンが分解されてしまって、固まりません。

5月に入り、そろそろ生食用の露地栽培のものが出回り始めました。甘い香り、さわやかな酸味と甘味をそのまま味わえる生食用パイナップルを食べてみませんか。

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