ヒアルロン酸はムコ多糖類といわれる糖類で、粘りがある物質です。水に溶けると無色透明で、私たちの体の中ではたくさんの分子がくっつき、巨大な形を保っています。
このネバネバ物質は水分を保持する力が強く、1g当たり約6リットルの水を抱えることができるといわれます。そのため、化粧水や美容液などの保湿剤として使われているのです。
発見されたのは1934年。アメリカの科学者が牛の目の硝子体(しょうしたい)から見つけました。硝子体はギリシャ語でhyaloidというところから、この物質の名前がヒアルロン酸になったのです。
ヒアルロン酸は、関節において、とくに重要な働きをしています。関節内で骨と骨がぶつからないよう、骨は軟骨に覆われていますが、この軟骨にはヒアルロン酸があります。また、関節の内面の滑膜の細胞や関節液にもヒアルロン酸が豊富です。
お年寄りのひざの痛みの原因になる変形性膝関節症や関節リウマチでは、関節液の中のヒアルロン酸が酵素によって壊されることが、痛みをもたらす原因のひとつと考えられています。そこで、患部にヒアルロン酸を注射で入れる治療法が行われています。
目の硝子体でも眼球の形を保ち、衝撃を吸収する役目を担っています。眼科の手術のときにもヒアルロン酸が使われます。
また、皮膚の真皮でも皮膚の弾力を保つ働きをしています。体のあちこちの細胞と細胞の間にもあり、水分保持やクッションとしての役割を果たしているようです。
残念ながら、体内のヒアルロン酸は加齢とともに減っていき、赤ちゃんと大人の皮膚を比べると20分の1になるといわれています。
ヒアルロン酸がたっぷり含まれている食べ物は実はほとんどないのですが、私たちの体内ではさまざまな糖類から合成されています。
最近、ヒアルロン酸のサプリメントを見かけますね。これは鶏の鶏冠(とさか)から抽出されるか、乳酸菌などの細菌から大量合成されたものです。食べ物やサプリメントで摂ったヒアルロン酸はいったん分解されますが、その中の一部が再びヒアルロン酸になると考えられています。
ペパーミントはシソ科の多年草で、原産地のヨーロッパでは何千年も利用されてきました。
ペパーミントには30ほどの種類があることが知られています。いわゆるペパーミントはセイヨウハッカで、ほかに香りが強いブラックペパーミント、スペアミント、アップルミントなどがあります。
ペパーミントのさわやかな香りの成分はおなじみのメントール。ほかにメントン、リモネン、フラボノイド、タンニンといった成分が含まれています。
料理で主役になることはほとんどありませんが、肉や魚の料理、あるいはゼリーやアイスクリームなどのデザートに彩りと香りを添えてくれます。
自分で栽培して、ペパーミントティーを飲んでみませんか。春と秋がまき時で、繁殖力が強いため、園芸に慣れていない人でも増やすのが簡単。ただし、庭に植えるとどんどん広がるので、要注意です。
生のペパーミントを紅茶やほかのハーブとブレンドしてもおいしいものです。
ペパーミントには胃腸のけいれんを抑える作用があるとされ、頭痛にも効くとされています。胃の調子がわるいとき、食欲がないとき、頭痛がするときには、ペパーミントティーを試してみるとよさそうです。
アロマテラピー用のエッセンシャルオイルを用意しておくのもおすすめです。ティッシュに1〜2滴垂らしたり、アロマポットを使ったりして、部屋に香りを拡げるのもいいでしょう。熱があるときや鼻が詰まっているときには多少すっきりするようです。
ただし、刺激があるため、エッセンシャルオイルをおふろに入れるなら、数滴までにします。長期にわたって使うのはやめ、妊婦や乳幼児が使うのも避けます。











