ヒトが二足歩行を始めてから、おつきあいが始まったといわれる腰痛。その原因はさまざまです。
急性の腰痛の代表は、ぎっくり腰。肉離れや靱帯損傷、筋膜炎など、いわゆるねんざの症状が起こっています。
腰椎椎間板ヘルニアも比較的多い急性の腰痛です。無理に体をひねったときなどに、腰椎の間でクッションの働きをしている椎間板に強い圧力がかかり、後ろに飛び出します。この飛び出した部分(ヘルニア)が神経を刺激するために痛むのです。
運転や机での作業を続けたときや長く寝ていたときには筋肉が疲労して腰痛になることも。また、加齢とともに腹筋や背筋が衰えるために腰に負担がかかり、慢性的な腰痛が出るケースもあります。
ほかに慢性的な腰痛の原因になるのは、骨粗鬆症、椎間板が変性し、つぶれることによる慢性的な腰椎椎間板ヘルニア、腰椎の突起が疲労骨折になった腰椎分離症、腰椎の一部が前にずれる腰椎すべり症、背中の神経管が飛び出した軟骨などに押されて痛む腰部脊椎管狭窄症などです。
腰痛症の多くは安静にしていると自然に治ります。コルセットや腰痛ベルト、さらしなどで腰を固定し、楽な姿勢に。あお向けに寝て、ひざの下に座布団などを入れるか、横向きに寝るといいでしょう。慢性の痛みならば、腹巻き、あんか、カイロなどで温めます。逆に急性の痛みが強ければ、絞ったタオルなどで冷やします。
痛みが1週間以上続くときや足の痺れや痛みを伴う場合には、診察を受けるようにしましょう。先に挙げた腰の病気かもしれませんし、腎臓や尿路、膀胱、前立腺、子宮などの内臓の病気、脊髄や内臓のがんが隠れていることもあります。また、身体的には何も異常がないのに痛みが持続する場合、心因性の腰痛の可能性も考えられます。
歩くときや座るときに背筋を伸ばす、足に合う靴を履く、中腰を長く続けない、長く立つときはどこかにもたれる、片側のみに体重や荷物の重さがかからないようにする、重い荷物はかがんでゆっくり持ち上げる、ベッドや布団の硬さ、机や椅子の高さを調整するといった工夫で、ふだんから腰痛を防ぎましょう。これらのポイントはもちろん腰痛持ちの人にも大切です。
ストレッチや腰痛体操を続けると予防にも治療にも効果的です。ただし、痛みが強いときや体調が悪いときは無理をしてはいけません。腰痛持ちの人がスポーツをするなら、水泳、ウオーキング、軽いジョギングがおすすめ。ゴルフやテニスのように片側にひねるスポーツは腰に負担がかかりやすいので控えましょう。
食卓にすっかりおなじみになったアボカド。ヘルシーでいろいろな使い方ができるために、最近人気が出てきました。
アボガドと呼ばれることもありますが、正しくはアボカド(avo-cado)です。名前の由来はアステカ語の「睾丸」という説があります。クスノキ科ワニナシ属の樹木で、和名はワニナシ。これは北米で使われている別名のalligator pearから来ています。
原産地の中南米では、かなり昔から栽培されていたようです。日本で食べられているのは、メキシコからの輸入品がほとんど。国内では和歌山県や沖縄県など温暖な地域で少量生産されています。
「森のバター」と呼ばれるくらい脂肪分が豊富です。しかも、リノール酸、オレイン酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸が多く、ビタミンEもたっぷりです。 カリウム、マグネシウムなどのミネラルもあります。ただし、エネルギー量が多いので、食べ過ぎには気をつけて。アボカド1個230gで430キロカロリーもあります。
店頭では未熟なまま売られていて、追熟してから食べなければなりませんが、最近では追熟をした状態で売られていることも。買うときにはヘタの部分が柔らかくなりすぎていないかをチェック。低温を嫌うので、冷蔵庫には入れず、常温に置いて、より黒く、柔らかくなるのを待ちましょう。適温は15度Cくらいです。ビニール袋にりんごとともに入れると、エチレンガスの働きで追熟のスピードが速くなります。ただし、いったん柔らかくなると傷みが早く、2〜3日で食べきりましょう。追熟してから冷蔵庫に入れると少々日もちがよくなります。
縦に1周包丁を入れてひねると、うまく割れます。食べ方に応じて、皮をむいて切ったり、スプーンですくったりします。
アボカドときゅうり、カニなどが入るカリフォルニア・ロールでおなじみのように、しょうゆやわさび、ご飯との相性はバッチリ。スライスして刺し身に、あるいは丼風にしてもいいでしょう。細かく切ったトマトや玉ねぎと混ぜて、塩とこしょう、レモン汁で味をつけ、ディップにするのは、メキシコの食べ方。サラダ、トーストやサンドイッチにも合います。アボカドのオイルは食用と美容に使われています。
種には毒があるとされているので、食べないで。ただ、種を半分くらい水に浸けておくと発芽し、観葉植物として楽しめます。発芽後、土に植え替えてもかまいません。











