帯状疱疹は水ぼうそう(水痘)のウイルスが起こす病気です。
小さいときにかかった水ぼうそうのウイルスは、治った後も脊髄などの神経節に潜んでいます。健康なときには何も悪さをしないのですが、疲労や病気などで免疫力が下がったときに神経に沿って赤くなり、水疱ができるのです。
水疱は頭、顔、胸、背中、おしり、脚などにできやすく、とくに胸や背中では帯状に水疱ができるため、帯状疱疹の名前があります。水疱が出る前の2〜3日前にその部分にぴりぴりした痛みが出ることもよくあります。水疱は1週間ほどでかさぶたができ、1ヵ月ほどで消えます。しかも、体の半分側にできるという特徴があります。この間、痛みが強くなり、衣服がこすれるだけで痛いこともあります。
壮年から老年にかけて多い病気ですが、たまに子どもに起こることも。また、周囲の水ぼうそうになったことのない人には感染するので、帯状疱疹が疑われる場合は赤ちゃんや小さい子ども、妊娠中の女性には近づかないことです。
治療は抗ウイルス薬の飲み薬か点滴薬、塗り薬です。消炎鎮痛薬が処方されることもあります。
放っておいても治りますが、ウイルスの増殖時に神経が壊され、神経痛が残る場合があります(帯状疱疹後神経痛)。人によっては数年続くことも。早めに薬で治療を始めると帯状疱疹後神経痛を避けられるようです。
また、顔にできた場合には、目や耳の神経に障害が出ることもあるので、眼科や耳鼻科でも診察を受けると安心です。
一度帯状疱疹になると、ほとんどの人は二度なることはありませんが、もしも二度目になった場合は疱疹の出る場所が最初と異なります。
季節を問わず起こる可能性のある帯状疱疹ですが、体調をくずしやすい季節の変わり目は要注意。症状に気づいたら、早めに皮膚科または内科を受診しましょう。
春野菜の中でも真っ先に店頭に並ぶ菜の花(菜花)は、今が旬です。
アブラナ科アブラナ属の植物で、十字型の花を咲かせる大根やキャベツ、白菜、ブロッコリーなどの仲間です。
ヨーロッパ原産で、日本には中国から奈良時代より前に伝わったと考えられています。最初は葉や茎を食用にしていましたが、やがて菜種油の原料として使われるようになりました。花のつぼみを食べるようになったのは明治時代になってからです。西洋種と和種があり、日本では品種改良が盛んに行われました。
畑で揺れる菜の花は全国各地で見られますが、野菜としての菜の花は千葉県の房総半島が大産地です。茎や葉を食べる品種とつぼみだけを食べる品種があります。
ビタミンC、B1、B2、葉酸、カルシウムは野菜でもトップレベルの含有量を誇ります。
独特のほろ苦さに加え、甘みも強く、シャキッとした食感が魅力。加熱すると美しい緑色が引き立ちますが、加熱しすぎるとせっかくの色と食感を損ねるので注意を。
ゆでておひたしやあえもの、サラダ、汁の実にしたり、炒めものやパスタの具、魚や肉の料理の添え野菜にしたり、塩漬けにしたりと、いろいろな使い方ができます。
つぼみがよく詰まっていて、花が開いていないもの、葉の緑色が濃く、みずみずしいもの、茎が太すぎず、束ねた切り口にすき間がないもの、重量感のあるものを選びましょう。
束ねているゴムやひもをはずし、濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包んで冷蔵庫で保存します。生えていたときのように立てて置くのが長持ちのコツです。つぼみは2〜2日で開くので、それまでに食べきるようにしましょう。











