11月は糖尿病月間。世界各国で糖尿病に関する啓発活動が行われます。
11月が選ばれたのは、体内でブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込ませ、血液中のブドウ糖(血糖)を下げる働きをするホルモン、インスリンの発見と関係しています。1921年、インスリンを発見したフレデリック・バンティングとチャールズ・ベストのうち、バンティングの誕生日が11月14日であることから、91年、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機構(WHO)がこの日を世界糖尿病デーとしました。そして、11月が糖尿病月間になったのです。
日本では、とくに11月第2週の全国糖尿病週間を中心に、病院やデパートなどさまざまな場所で、血糖値の測定、講演会、医師や栄養士による相談会などのイベントが行われます。
糖尿病は、血液中に過剰になったブドウ糖が悪さをする病気。血中の糖をコントロールするホルモンであるインスリンが糖尿病には深く関係しています。具体的には、1.インスリンの分泌が減ったり、出なくなったりする、2.インスリンの出るタイミングが遅い、3.インスリンの細胞での効きが悪い、といった理由で血液中にブドウ糖がだぶついて起こります。
動脈硬化のほか、合併症として腎症、神経障害、網膜症などを進行させ、全身に悪影響が出ます。しかも、悪化するまで自覚症状はほとんどありません。
糖尿病にはいくつか種類がありますが、9割以上が2型糖尿病で、体質に加え、肥満、食べ過ぎ・飲み過ぎや運動不足がきっかけになります。
糖尿病は予防と早期発見・早期治療が大切です。糖尿病月間のこの機会にイベントに参加したり、人間ドックに入ったりして、血糖値を測る検査を受け、生活習慣を見直しませんか。
かきは英語でRの付く月になると安全においしく食べられるといわれています。
漢字で書くと「牡蠣」ですが、牡(オス)という字が使われているのは、春の産卵の時期が終わると、メスもオスも中性化し、メスがいなくなることと関係があるのかもしれません。その後、栄養を多く摂ったものはメスに、栄養が摂れなかったものはオスになり、次の産卵の時期を迎えるそうです。
かきの種類は世界で80種ほどあり、それぞれ身や貝柱の大きさ、食感が異なります。ふつうの二枚貝には貝柱が2ヵ所あるのにもかかわらず、かきはほたて貝と同じように貝柱がひとつしかありません。かきの身がほかの二枚貝に比べてやわらかいのは、いったん石などにくっつくと一生動くことがなく、筋肉が要らないから。動き回らないので、養殖に向いているともいえますね。
養殖は古代ギリシャやローマの時代から行われており、シーザーやナポレオンといった有名人がかきを好んだといわれています。
現在、日本の養殖量は世界でもトップクラス。主に岩手、宮城、三重、広島で養殖されています。最も出回るのは成長の早いマガキで、九州ではスミノエガキも養殖されています。
「海のミルク」といわれるだけあって、栄養豊富。タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンをバランスよく含んでいます。とくにコレステロールを下げるタウリン(今週のキーワード参照)がたっぷり含まれています。
それだけに細菌も繁殖しやすいのが難点。とくにノロウイルス(SRSV、小型球形ウイルス)には気をつけなくてはいけません。生で食べるときには新鮮なものをよく洗いましょう。
むき身を選ぶときにはヒダが縮んで、貝柱が半透明、身にはりとつやがあるものを。大根おろしの中で振り洗いするとぬめりや貝殻の破片が取れます。その後、水洗いを。ボウルを2つ用意して、移しながら洗うとうまく洗えます。
殻付きのものはまず殻を洗い、殻を開けて身をはずし、流水でよく洗います。
生で食べるときに酢やレモン汁をかけるのは、ヌルヌルが取れ、甘味を感じやすくなるからです。土手鍋など鍋物、雑炊、フライ、グラタンなどもおいしいですね。長く加熱しないのが、プリプリとした食感を楽しむコツです。











