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vol.071 健康編 その他 生活をフルに楽しむには健康な心臓が必要 世界ハートの日
世界ハートの日

9月24日は「世界ハートの日」です。

心臓病と脳卒中の危険性を知り、よい生活習慣によって予防することを願って、世界心臓連合が制定されました。

世界心臓連合は世界100カ国以上の189の医学会と関連団体で構成されています。スイス・ジュネーブに本部を置き、世界中の人々、とくに開発途上国の人々が心臓病と脳卒中の予防によって、よりよくより長い人生を送れるように援助しています。

「世界ハートの日」のスローガンは“A Heart for Life”(生活をフルに楽しむには健康な心臓が必要である)。この日を中心に、世界心臓連合のメンバー団体が健康チェック、ウォーキング、マ ラソン、縄跳び、フィットネス、スポーツ大会、講演会、科学フォーラム、展覧会、コンサートなどを通じ、世界中でキャンペーンを行います。

今年の予防キャンペーンのスローガンは「あなたの心臓 若さを保っていますか」です。

規則正しい運動でリスクの軽減を

心臓病と脳卒中は世界的にみても死亡原因の多くの部分を占めており、毎年1750万人の人が亡くなっています。

規則正しく運動することで、心血管系の病気(心筋梗塞や狭心症など)のリスクは40%以上、脳卒中のリスクは25%以上減らせることがわかっています。例えば、50〜70歳になっても、過去に競技に出ていた運動選手では、20代の運動不足の若者に負けない心臓を保っているという調査結果もあります。

低エネルギーで栄養バランスのいい食事も大切です。

また、心臓を若く保つには禁煙も必要。喫煙は血中の総コレステロールや悪玉のLDLコレステロールを増やし、血液を固まりやすくするため、血管を詰まらせる危険が高まるのです。

日本では日本心臓財団が9月24日に千葉市、大阪府枚方市、鹿児島市でイベントを開催するほか、10月にもイベントが予定されています。会場ではウエスト径測定用のメジャーのプレゼントも。
詳しくは、下記のURLで。
http://www.jhf.or.jp/whd/2006/index.html

食材編 野菜・きのこ じゃがいも ビタミンB1、C、ナイアシン、カリウム、食物繊維が豊富
今が旬!じゃがいも

北海道産のじゃがいもが旬を迎えています。

じゃがいもはアンデス原産で、世界中に広まり、今では、世界も最も多く栽培されている食用植物となっています。

19世紀の半ばから、アイルランドの人たちが主食のじゃがいもの不作が理由で、新天地を求めてアメリカに渡ったのは有名ですね。

日本には16世紀にオランダ人が持ち込みました。当時のジャワのジャガタラ(現在のジャカルタ)から来たので、「ジャガタラいも」と呼ばれ、それが「じゃがいも」となったといわれています。馬につける鈴に形が似ていたため、馬鈴薯とも呼ばれるようになったようです。

5〜7月には、各地でその年初めて収穫されたじゃがいもが新じゃがいもとして出回ります。みずみずしく、皮付きのままの煮っころがしがおいしいですね。これに対し、秋から冬に出回るのは、土壌内でじっくり育った、いわば完熟のものです。

日本のじゃがいもの全生産量のうちの約8割は北海道産。これは北海道の冷涼な気候がじゃがいも作りに適しているから。とくに夏の夜に温度が低いと、じゃがいものでんぷんが増えるのです。

種類によって使い分ける、料理の万能選手

北海道亀田郡七飯町は「男爵いも」発祥の地です。明治時代半ばに七飯町に農場を持っていた川田龍吉男爵がアメリカから導入したアイリッシュ・カブラーという品種が後に男爵いもになったといわれています。七飯町には今も男爵いも発祥の碑が建立されています。

球形ででんぷんが多く、独特の粉っぽさがあり、ホクホクした食感の「男爵」はゆでるのに向きます。粉ふきいもやマッシュポテト、コロッケに。また、卵形で煮くずれしにくい「メークイン」は肉じゃがやおでん、カレーやシチューのように煮込む料理や炒め物に。球形で果肉が黄色い「キタアカリ」はほかの品種よりもビタミンCが多く、コロッケやスープの具などに向きます。小粒でなめらかな食感と栗のような風味が特徴の「インカのめざめ」はお菓子の材料にも使えます。

じゃがいもはバターなど油との相性がよく、皮付きのままフライドポテトやポテトチップス、ベイクドポテトにしたり、ふかしてバターをつけたりするとおいしいですね。ただ、フライドポテトやポテトチップスの食べ過ぎには注意しましょう。油で調理することでアクリルアミド(今週のキーワード1参照)という発がん性が指摘されている成分ができるのです。

でんぷんのほか、ビタミンB1、C、ナイアシン、カリウム、食物繊維が豊富で、とくにビタミンCは加熱しても壊れにくいという特徴があります。フランス語で「大地のりんご」と呼ばれるのは、ビタミンCが多いからかもしれません。実際に、じゃがいものほうがりんごよりもビタミンCは豊富です。

穀類やほかのいも類に比べるとエネルギー量が低いので、ダイエットにはゆでて食べるのがおすすめです。

調理の際には気を付けて

皮がしっとりしていて、傷がないもの、ふっくらとして重みのあるものがおすすめ。芽が出ているもの、しわがあるもの、乾燥しすぎているもの、皮が緑色のものは避けましょう。大きすぎると、「す」が入っている場合もあります。

調理するときには、芽や皮の緑色の部分にあるソラニン(今週のキーワード2参照)を取り除くことが大切です。また、皮をむいたり、切ったりすると、じゃがいもに含まれるチロシンが酸化して茶色っぽくなりますから、手早く加熱するか、切った後、水にさらします。

ソラニンが増えないように、袋などに入れて、日光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。

今週のキーワード
アクリルアミド

でんぷんを油で調理したときや焼いたときにできる成分で、とくにポテトチップスやフライドポテトに多く含まれています。国際がん研究機関(IARC)では、「ヒトに対しておそらく発がん性がある」としていますが、実際にどのくらいの影響があるのかはよくわかっていません。厚生労働省では、野菜や果物を含むさまざまな食品をバランスよく取り、揚げ物や脂肪食を摂りすぎないようにすること、炭水化物の多い食品を焼いたり、揚げたりする場合にはあまり長時間、高温で調理しないようにすることを呼びかけています。

参考:「加工食品中アクリルアミドに関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/11/tp1101-1.html

ソラニン

じゃがいもの皮に日光が当たって緑色になった部分や芽に含まれている有毒物質で、多く摂取すると、下痢やめまい、胃腸障害などの中毒症状が出ます。加熱しても有毒性が残りますから、皮をむくときも、皮付きのまま調理するときも、芽の周りをえぐり、皮の緑色の部分は厚めにむいて取っておくことが大切です。日光に当てると増えるので、じゃがいもは冷暗所に保存します。

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