足の指の付け根の関節が赤く腫れ、痛くて2、3日歩けない。ある日突然、こんな症状になったら、それは痛風かもしれません。
痛風は血液中に含まれる尿酸の濃度が上昇して起こる病気。尿酸はプリン体※と呼ばれる物質が、最終的に分解され尿の中に排泄される形になったものです。
尿酸は人間の体内に一定量あり、血液などの体液に溶けて全身を循環しています。1日に約0.6gが体内でつくられ、その産出が多くなったり、排泄が低下したりすると尿酸が体内に蓄積し痛風を引き起こします。
尿酸は食べ物の旨み成分のもとになるプリン体が分解されて生じます。プリン体が多く含まれた食品を食べることは血液中の尿酸を増加させることになります。また、食品に含まれているより体内でつくられるプリン体の方が、はるかに量が多いのです。
プリン体を多く含む物質には、牛肉、豚肉、レバー、いわし、かつお、えび類、あじの干物などがあります。
また、あん肝、白子、かに味噌などの高級食材はそれだけ旨み成分であるプリン体も多く含まれています。
尿酸の基準値※は、
[(男性) 3.1〜6.9mg/dl (女性) 2.2〜5.4mg/dl]。
7mg/dlを超えると高尿酸血症といわれる痛風予備軍になり、注意が必要です。
数値を見ると、女性は男性より尿酸の濃度が低いことがわかります。
これは女性ホルモンに腎臓から尿酸を排泄する働きがあるためと考えられています。
したがって、男性のほうが女性より痛風になりやすいといえます。
また、尿酸値が高い状態が続くと、痛風だけでなく、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などの病気にもなりやすいことが報告されています。
痛風はじめとするいろいろな病気の原因になる尿酸値を下げるために、日常生活からできることがあるのでご紹介します。
- 肥満の解消(特に内臓脂肪の蓄積に注意)
- 1日2リットル以上の水分摂取
- ウォーキングなどの軽い運動(極端に激しい運動はかえって尿酸値を上げる場合がありますので注意しましょう)
- 飲酒を控える(特にビールにはプリン体が多く含まれています)
- 精神的なストレスをためない
- 野菜、海藻類の摂取を多くして、バランスのよい食生活を心がける
- 魚の内臓、モツ類の摂取を控える。
以上のような点に注意し、日常生活において尿酸値を下げるように心がけましょう。
1日に6〜8センチも芽を伸ばすという生命力の強い野菜。それがアスパラガスです。
南ヨーロッパからウクライナが原産地で、日本へは江戸時代にオランダから伝来。もともとは観賞用として伝わり、食用となったのは明治以降。北海道で栽培が始まってからと言われています。
アスパラガスという名前は原産地のギリシャ語で、「たくさんわかれる」「激しく裂ける」が語源。新芽という意味をさすと言われています。
アスパラガスには水溶性ビタミン、葉酸など栄養成分が豊富に含まれています。葉酸は赤血球をつくるのに欠かせない物質で、鉄分とともに造血作用をもたらします。また、動脈硬化の予防にも効果があると
いわれています。
穂先に含まれるルチンは血管を丈夫にする作用の他、脂肪分でドロドロになった血液をサラサラにする働きや血圧を下げる効果などが報告されています。
最近の研究ではアスパラガスに抗がん作用があることもわかってきました。その成分の1つがグルタチオン※です。
これは細胞の老化や、がん化を引き起こす原因になる過酸化脂質ができるのを抑えます。また、すでにできてしまった過酸化脂質については分解し、細胞を健康に保ちます。
もう1つの成分がアスパラギン※です。この物質は体内で行われる窒素代謝に深く関わっているアミノ酸の一種です。
アスパラギンには、体内のがんを退治するNK細胞などの免疫細胞を増やし、免疫力を高める働きがあるといわれています。
まだ十分な証拠とは言えませんが、アメリカではリンパ腺がんの患者に1年間アスパラガスを食べさせ、がん細胞が消えたという報告があります。
また、長年改善されなかった膀胱がんがアスパラガスを3ヶ月間食べたおかげで腫瘍が無くなったという報告まであるのです。
アスパラガスにはグリーンとホワイトがあります。その違いは栽培方法。日光にたくさん当てて育てたのがグリーンアスパラガス。
若芽に光が当たらないように盛り土の中で育て、日光が当たらないうちに収穫したのがホワイトアスパラガスです。
栄養は日光をたくさん浴びているグリーンアスパラガスの方が豊富。
ホワイトアスパラガスにはビタミンCが少し含まれている程度です。
最近ではミニアスパラガスというものが出回っています。これはグリーンアスパラガスを栽培する中で、不規則にできる小さいアスパラガスを収穫したものです。
ミニアスパラガスは切らずにそのまま使え、栄養価も普通のアスパラガスと比較してアスパラギン酸は1.5倍、ルチンは3倍以上含まれています。
アスパラガスを選ぶ時は鮮やかな緑色で、切り口がみずみずしいもの。
茎が太くてまっすぐ伸び、穂先が固くしまっているものが良いでしょう。保存する時は冷蔵庫で穂先を上にして保存すると長持ちします。
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細胞の中の核酸を構成する成分で、ほとんどの食品に含まれています。細胞数の多い食品はそれだけプリン体も多いといえるでしょう。プリン体が分解されると老廃物として「尿酸」が生じます。 プリン体が分解されてできた「尿酸」の血中濃度の数値。通常、尿酸は老廃物として尿と一緒に体外へ排泄されます。それが、排泄がうまくいかなかったり、プリン体を含む食品を摂りすぎたりすると尿酸値が高くなります。次第に、尿酸が結晶化し、痛風になると激しい痛みを引き起こすのです。尿酸値の正常値は7.0mg/dl以下とされています。 グルタチオンはグルタミン酸、システイン、グリシンの3種のアミノ酸が結合したトリペプチド。 アスパラギン酸アミノフェラーゼという酵素の働きで生まれるアミノ酸。名前の通りアスパラガスから発見された成分です。もやしのような発芽しかけた豆類、砂糖大根や砂糖きび、アスパラガスなどに多く含まれています。アスパラギン酸は有害なアンモニアを対外に排泄、神経伝達物質の原料などになります。また、アスパラギン酸塩はミネラルを運搬し、摂取することでスタミナが増すことがわかっており、ドリンク剤などに用いられています。 |











